014 宗 甲骨365
平成31年1月14日(月曜日)20190114太陰太陽暦1209辛亥48
原姿力発想お宮4宗
デザイナーが自分のデザインが完成したことを知るのは、もう足すものがないからではなく、もう引くものがなくなったときなのだ。アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
T~ツタヤじゃないよ、 〒~郵便番号のマークじゃないよ!
中央のTは示。
西洋風に言えばテーブル、現代風に机、
神道の祭具の呼称でいえば、案(あん)である。
祖先を象徴する「示」その案(〒)を、屋根と壁をもつ宀で囲み、宗廟を表現する。
示は神(祖先神、自然神)を祀る祭りの案、これを廟(宀)の中におくのが宗である。示の上に肉(多)を供えた(又)かたちは「祭」となる。(甲骨文には示を省略したものが多い) 神社の内に必ず案は設置されている。
甲骨文では門の名称でも刻まれている。
王、于宗門 逆羌。
王、宗門において羌を迎え撃つ(逆)か
宗門での戦闘か。壮絶な物語と風景が、そこにはあったりして、、、
欠損片が多いが、甲骨文「宗」殷墟3例
古代文字道場テキスト
殷墟 宗 334
殷墟 唐宗 1339
殷墟 宗 33123
シンプルな造形。これ以上、足すことも引くこともできない。
古代人の造形思考。
郵便局じゃないよ!
そう!
「宗」…先祖と今を繋ぐことができる「たての糸」の配達人。宗は過去と未来を繋ぐ。
原姿力発想お宮4宗 了。
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