017 寝 甲骨365
平成31年1月17日(木曜日)20190117太陰太陽暦1212甲寅51
原姿力発想017お宮7寝
netai,
もうちょっと寝たい(笑)
そんな冬の朝。。。
「寝」の文字をさぐる。
原子力発想 寝
【寝】13(寢)14
[音]シン [訓]ねる・みたまや・やむ
寢の初文は宀+帚。箒の形は高貴な女性の象徴である。
家(宀)を守る人。
お宮(宀)をまもってくれるひと(女性)
帚(そう、ほうき)は、造形的には、下部が柄である。
上部は、羽で掃く部分を描き、全体は、
まるで装飾品のように立てかけている。
立懸けてあるということは、シンボルか。
お宮の象徴としての役割を持つといえる。
下部は案のなかでも足がしっかりとした高級家具である。
祭祀のなかの最強祭具=案(T)の豪華なもの(おおきいもの)が「帝」であり、その帝の造形に、箒は似ているのである!
お宮の中の祭具は貴重なものであり、
帚(ほうき)はシンボルであった。
婦は、甲骨文では、商王朝の長の皇后に冠せられることが多く、高貴な婦人の象徴として使われる。
この帚を宀の中に置いた文字「寝」は寝殿として、この寝の上に、東西南北を冠して、東寝、西寝(合34067)や、新寝の文字もみえる。
王の寝殿を作る。
甲午貞、其令多尹 作王寝。合32980
甲午(31)貞う、其れ多尹に命じて 王の寝を作らんか。
婦において重要なことは、女性の名前として多く刻まれていること。
およそ100人以上、その土地の名前や、特徴を 婦某として刻んだ。部首わけをしても「女」に纏わる文字が、なによりも一番多い。
甲骨文においては、女性の妊娠や出産祈願などを占うということが、いかに重要なことであったかを証明している。誤った認識の男尊女卑や、のちの社会での悪しき女性蔑視の思想は古代の原点にはない。このことは、生きとし生けるものの命を育む基本として、原姿力発想として強く伝えたい。
帚(ほうき)のトレースにおいて、不思議な文字も見つけた。
<考察>さかさ帚!?いや、?これが本来のほうきを使うときの、ほうきの位置だが、、、
左右反転は、シンメトリーの甲骨には頻繁に登場するので同じ意味で解釈ができるが、上下は意図的であり、何かしらの意味をもつ(変化、虎虎など)そもそも、箒をシンボルとして羽を上部にしているのが象徴的な文字。
現代では掃除機ダイソンの下を上にして立てかけない笑であろう。
動物と組み合わせた文字もある。
牛と帚と又
甲骨文の中では
「我の田を侵せり、、、」などの
侵略行為の文が刻まれている。
婦好は軍事などにも活躍した。
まるで武装するギリシャのアテネや
弟を戦闘モードで待ち構える天照のように。
女性は強かった!?
お宮をまもってくれるひと(女性)
その力は侵すという文字にも!“
箒のシンボルは東洋だけではなく西洋にも、
そして我が国の
「魔女の宅急便」は空まで飛べちゃう!
レレレのレー
寝室に帚、寝殿に帚
帚(ほうき)を二つ、鳥いのように並べたサインもある。
この小点は、タダの塵、埃ではないだろう
小点の酒か、、、祭祀か。
お祓いにおいて、
神職のもつ大幣は、紙と麻。
様々なお浄めがあるが、
羽の威力は絶大であろう。
トイレの神さまは、もっていたかもしれない。掃除すれば、きれいになる。
わ、冬の御布団はあたたかい。あ~寝てる場合じゃない!笑
原子力発想 寝
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