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<番外編>令和 甲骨文字

令和×古代文字(甲骨文字) 水分雑記。

美しい造形。卩(せつ)は蹲踞(そんきょ)する人の側身系。

かなり神道的な文字である。

甲骨365日では12月に予定していた人の文字「蹲踞」traceを

今回の元号の話をうけて、先に公開↓

この造形デザインの古代のひとの表現の姿は恭しく、自然の恵みを受け取って我々が生きているかのように。※土下座じゃないよ! うたうやしい祈り、そう生き物の中でヒトだけが意識的に感じ取れる仕草である。

原始の甲骨文字に多く刻まれていた文字。

3400年を超えた眞實の姿をどうぞ。

本来の原義は、やはり命令である。それも神、八百万の神々の信託を受けるもの。

のちに、我が国では、奈良~万葉の季節に、その神職の祈りは美しくも見えたであろうか。

「みことのり」を受け「よい」仕草で神々を迎え入れること。年に一度の大歳は例祭と呼び、例に倣う、令(たとえ)にならい、滞りなく無事に斎行されることを「よし」とする。

蹲踞する神職とはどのような存在か。人と神の間を郵便配達する。人と自然を繋ぐ。

万葉ののち、制度があやふやになり、筆をとり書き残すこと、延喜の時代で、文字を残さなければならなくなる半面、万葉の和の輝きは、まさしくこの國のはじまりの音連れであったであろうか。

令という言霊の造形と、原初の甲骨文にどのように刻まれたのか。

有識者に本格的な甲骨文字学者をいれて~笑。

また、カタチだけでなく音は従来の流れを汲んでる現代的な響き。

別の角度で音霊学的にみても、音で、その運気を感じ取れる。

めいじ

たいしょう

しょうわ(召~以=い)

へいせい

れいわ

※これらに共通するは、流れをつくるは、「い」の技術の音霊でもあった。

ただ、注意すべきは、令レ某(なにがしに命ず)、某令(なにがしが命ず)命令する、される。甲骨占でも令(動詞)は武力行使である戦闘の行動に多用されたこと。この事実はかわらない。

戦争には利用すべきではない。

コトダマのチカラの解釈を誤ってはいけない。

その神意にたいして、蹲踞する仕草、何に命じ命ぜらるるか。その和とは何ゆえの和か。

以前、神職での奉仕をさせていただき、お礼参りの御祈祷を執り行った時の話。

聴けば、家族総出での御礼参りで、祖母は涙を流して私に言った。

「お陰様で、孫の2人の大手術が成功しました。そして孫二人も退院して元気になりました。お陰様です。祈りが届きました。ほんとうにありがとう」

そして、その手術をへた兄弟(兄と妹)は、手書きで折りたたまれた手紙を渡された。

家族でしかできない臓器移植が成功したのである。

わたしは手紙を神前に、供物とともにお供えし「お礼参り」の御祈祷を斎行した。

それはとても、気もちがあらわれる美しい祭祀であったと思う。

涙流れる祖母は、丁寧に恭しく、その家族の御礼参りに、こちらも深く心を動かされた。

信じるココロは美しい。言葉でいうのは簡単であるが身体で、仕草で、全身で、

その祖母の蹲踞の姿は今でも目に焼き付いている。

令に「よし」と訓義を附加するのならば、このような日本の家族の「令」ではないだろうか。

万葉の言霊のうたを書したNHK展示作品

元号247文字、504文字の漢字のうち使用漢字は、72文字

過去の元号も、その8割以上が、なんと!甲骨文字まで遡れる由来がある。

実は驚くべきことで、無意識か意識的か甲骨文字が発見されていない時期も含めて

これだけ甲骨文字まで遡れる文字を選んだことに言霊の見えないチカラを感じる。

聖徳太子の「和為貴」

水分作品では、和を「やわらぐ」と訓読し、「とうとし」とした。

5万字、8万字、数十万字ともいわれる数多の漢字の中で

甲骨まで遡れるのは2000文字弱しかない。

令は、特に甲骨文で多用して刻まれている。

うれしいな。ほっとした。2019年、平成31年、令和元年は甲骨発見120周年の今年!

この元号は、甲骨文字で書けるんだから!!!!

元号、その起源を原姿にさかのぼれるつながる道。

甲骨文字発見から120年の今年、この元号:令和は言霊力が強い。

この時代に、甲骨が深く自然に染み込みますように…

古代文字(甲骨文字)で世の中をハッピーにしようぜ!

「令和」の根拠となった「万葉集」の「梅花の歌三十二首」の序文「「時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ。梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香(かう)を薫(かお)す」について、1-3世紀の後漢時代に活躍した学者・張衡の文学作品「帰田賦」に「仲春令月、時和気清」という一節がある。「令和」の元号の根源は中国文化ということだが、さらに遡る。

 大陸、半島、列島、かつては豊かな大地だけがあった東アジアの記憶。中国も、日本も、ベトナムも朝鮮もない古代。その起源のはじまりにあった甲骨文字で読み解く。

手元の資料で調べて現時点では甲骨文合集には、令和というつながった文字はない。

元号の典拠が甲骨文であれば、もっと広い範囲で、豊かな未来を描けるだろう。補足:霊龜考

水分「元号発表4月1日雑記」

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