053 言 甲骨365
平成31年2月22日(金曜日)20190222太陰太陽暦0118庚寅27
原姿力発想053祭祀22 言葉
SuibunTrace2018-19 むらかみすいぶん古代文字(こつこつ甲骨文字)道場。
もしかしたら平成。
今、現代ほど、おしゃべりな時代はないのかもしれない。
古代文字に触れると文字の大切さが身に沁みる。。。
それは、攻撃的な発言だったり、自分に言い聞かせるコトバだったり
「言う」と「語る」は文字造形としても異なる。
大事なコトバは、実は少ない。
「言挙げせず」という神道的なメッセージは、
古代の厳かな自然の草木をも表現しているのかもしれない。
言の甲骨文字。

発言は、告白とは違う。「告」は祭祀名として、自然神への報告をする祭りとも考えることができるが、「言」もまた力強い祭祀に関する用語だ。
甲骨文ひとつひとつに、言葉の物語がある。


言と「吾」を合わせた「語」の文字は甲骨には見えない。
のちの時代に創造された文字である。
王羲之の「語」になれば、もはや言は、一直線の省略に。
甲骨文字「言」に合わさる甲骨トレース
ここにもコトバの物語。
ぜんぶ、作品になりそう。

今は亡き、甲骨にだけ刻まれている文字から、古代の原姿力発想を紐解くことができるだろう。近代の書道界は、ネタ切れ、省略すればするだけの、、、
省略が、藝術となる時代。こんな「言」の文字も、、、

書の歴史から、文字を採取すれば、もはや「なんでもあり」
本来、文字の世界。
書の世界も甲骨文字から出発すべきなのに。。。
あ、おしゃべりがすぎたかな。
原姿力発想053祭祀22 言葉
Comments