057豊 甲骨365
平成31年2月26日(火曜日)20190226太陰太陽暦0112甲午31
原姿力発想057祭祀26 豊
喜びから豊かに。
旧字は豐に作る。
白川説は、食器である豆(たかつき)の器に、多くの禾穀(かこく)を加えている形。
供えものの豊盛であることをいう。
甲骨文では、施設名「豊」としての記述があり、大切な食糧や財貨を保管する施設といわれているが、この豆(たかつき)に載せてお供えしているのは「亡(亡くなった人々)」である!
たかつきに丰(ぼう)=二つの玉が載る造形が、のちの時代に継承された。
甲骨文においては重要な祭祀名として刻まれている。
また新しいお酒。
祭祀において重要な御神酒の記述も「豊」の原姿である。
神道での神嘗祭は現代でも斎行されている。
江戸時代の書(貫名海屋)の「豊」
上部は、丰、たったひとつの、一品もの勝負の「豊」
豊かさとは何か。それは下部の器。ゆたかな太鼓の音と連動する。
現実に見えない響きあう豊かさ。
こんな原姿の発想もあるもんだ。
日々、豊かさを。
日々、古代文字ライフを!
原姿力発想057祭祀26 豊 了。
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