065 求 甲骨365
平成31年3月06日(水曜日)20190306太陰太陽暦0120壬寅39
原姿力発想065草木06 求
求む!
この漢字「求」と、3400年前の甲骨文の文意をtraceし、確かめた根っこに感動した!これこそ。求めていた真実のひとつ。
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そうか根っこだったのか。
求める!という言霊のチカラ。
考える葦である我々は、
人生を、草木にたとえ、生きる。
伸び往くそのさまは、未来。
深く根っこで繋がる祖先神や、自身のルーツ。人生は、見上げてばかりじゃない。あしあとをみて。その地面を踏みしめて。求ム。
この造形デザインシステムは、古代人の「脳」と、強大な自然との共生への祈りが生み出した。漢字になる前の漢字の根っこ。
自然への祈りが、祝詞とともに多く斎行された。求むものは、自然への願い。
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造形デザイン:根を強調した植物の象形。祭祀に用いる根の付いた植物といえば、現代では榊(さかき)である。祝詞を奏上する際に、使う神具として。原始は、根っこのある神聖な木だったかもしれない。
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我が国の古事記でいえば、
山幸彦、海幸彦
河へ
岳へ
そして不思議ないきもの:夔(き)
音楽の神さまとも言われている。
「明日晴れるかな」
いのりは、祈雨だけではない。
20日も前から準備した「御祈願」
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「生」への祈り。
現代における安産祈願であろう。
祈りは、つっ立ってしない。
必ず、蹲踞し、恭しく見えない力と対峙するのである。
河や、山、その祈りの場は、自然に建設され壊される。
わからない謎の文字:神さまらしき存在も登場する↓
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長いあいだ、字源の研究は、前代の権威によって示されてきた。
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継承されるものと、再考察すべきものがある。
しかし、もはや流行もののように解釈する時代は過ぎ去った。起源100年の説文解字から1899年の甲骨文字発見までは、甲骨文というリアルな資料を見ることがなかった。
この文字「求」にかんしては、あの白川翁ですら字統や、字通に、古文でしか上げていないが実際は、甲骨文に刻まれている。
既製の漢和辞典、現代(2019年3月)の時点でもこの説は改訂されていないものも多い。
発掘から120年、最新のクールな研究が辞書に掲載されることを望む。
どんな複雑な問題も、
ふかい根っこがある。
深い根っこの部分を議論し
目先のことにとらわれないで。
近代のルール。もう一歩、深く掘らないと、根本を見直さないと!そんな時期なんだろう。
常識的な話に見えて部分じゃなくて根っこの深い奥の奥へ
想像力をめぐぐらして!
草木の根っこから、求める。
今はいのるしかない。
原姿力発想065草木06 求 了。
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