辰考01 辰≠竜 「辰年は竜ではない!」
暦を大切にして、
われわれ人類は
永い時を育んできたのに。
文字への畏怖の念が根源にあったのに。
その發想の根っこ殺(そ)いで
「辰」を「竜」と漢字で書くなどは文字への冒涜ではないか。
本来の芸術家が持っていたであろう「畏怖の念」をも捨て去り、暦(十干十二支)を蔑んでいる。
元旦から悲惨な書を目にした。
小手先の筆文字と、お飾りの書で、本当のことが隠されてしまった
既得権益組織の国の文化?。それが「書道」文化、芸術なのか?
発想の根っこはますます見えなくなってしまっている。
偽りを「書」してはいけない。
なぜ、ほんとうのことを知ろうとしない?
「十二支の發想 p089~」辰circle
深遠な造形を本気で刻むから、文字は芸術となり、
さまざまな時代を乗り越えてきた。
文字には見えないチカラが宿っている。
現代の書芸はまるで「見る価値無」の時代なのか。
確かに文字の原点を知らずに、小手先のお飾りばかりだ。
いずれ、未来の子供らは甲骨文字の根源の重要性に気づくだろうから、
ほんとうに昭和平成令和の書家は「見る価値なし」時代だったと、、、未来には言われる可能性もある。
甲骨文字発掘から120年も経っているのに。
60年後の甲辰は、自然のもの(石)から創造すること。
その發想を活かしていますように。
せめて12年後の辰年には「竜」を書する輩も
「辰」のほんとうの意味、その謎と向き合える世界であってほしい。
※貝ではないよ。造形を見ればわかるでしょ。
2024年01月10日 癸酉の日。
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