補)「辰」と地震。
2024年3月11日 甲戌の日。2011年のあの日から13年もの歳月が流れた。
地震について。エネルギーについて。
たった数十年の愚かな人類の過ちが、もはや後戻りできぬ事態へ陥っている。
保留事項として未来へ先伸ばしして、なんとか誤魔化してきたことについて、
昭和・平成。令和の先に今から生まれてくる子ども達に、絶望的に大きなツケを払わせる。
科学的データや国家の方便は、13年の間、なにをしてきたのか。
あたらしく生まれてくる生命や、変化し続けるこの地上の生態系のなかにいること。
根本の根本から、見つめ直さなければ希望はない。
辰造形の要素が入った文字に、震、農、娠、など、石造形にまつわる文字は、24Circle 厂(かん)関連考察として、石、厚、反、宕、祏、妬、聲(声)、硪、侯、庶、石甲(合文)など多く刻まれている。
「十二支の発想・むらかみすいぶん」P089~辰Circle 「辰」造形に関する甲骨文字のすべて。
震P149(原姿力発想圖本)-13あし 震 音 シン 訓 かみなり・ふるえる おどろく
字義は震動(パニック)を表現。甲骨文卜文に「この邑に震すること亡きか」「今夕、師(軍旅団)は震すること亡きか」とあり、人々の慌てふためく姿の象徴か。一説に軍の震驚すること。夜間に、故なく軍衆が震驚することがあったか。辰は振動の意がある。〔説文〕十一下に「劈沐(へきれき)、物を振はす者なり」とあり、劈歴は霹靂、電光を発するときの音で、わが国でいう「はたたかみ」にあたると言われている※篆書で止が雨‹天候関連›の字形に。のちに震雷や地震の意味に。
2024年辰年 4月はじまりカレンダー 2025年巳年3月まで。
基本は石。 辰造形は石(自然物)からの創造を表現した造形。唯一、自然と人工加工が融合して混じり合っている。自然物をいかに道具として活用することができるか。旧石器から新石器に至るまで長い年月をかけて人類は自然との共存する生活の中から生み出した。
最初期は貝殻、石、その創造力はSAPIENSの常識から革命をもたらした。対角の戌は青銅器への技術革命。自然の力や、その特性を活かして、何を引き出すことができるか。
好循環SAPIENS理論 対角Circle共鳴圖。
生み出す創造力。ふるえる・振るわす發想とはなにか。その創造力の原形は自然石。苔むす巌の声に耳を澄ませ、ともに育むべき「身技」の創造へ。辰→戌
地震への畏怖の念は、この星の大地からの恵みの偉大さを思い起こす。
地上の自然物をエネルギーに変えて、つつましかな「いのり」をうたう。
原姿を発想せよ。
未だに目先の小手先で誤魔化し続けるのであれば、
ほんとうに、もう時間はのこされてはいないだろう。
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