辰考02 龍(竜)の甲骨文字。禍を書する勿れ。
2024年01月20日 癸未の日。
甲骨文字の「竜」はひとつたりとも「暦(十二支)」としては刻まれていない。
竜(常ーJIS第1水準ー準2級)…[音]リュウ[訓]たつ
「神の種」P103 自然神 竜の神
さらに竜の原初変形の「臝(ラ)」は、
甲骨文では明らかに「わざわい」を意味する。
「神の種」P104~105(上段) 自然神 竜の神
60年後の甲辰は、このような悲劇が刻まれませんように。
12年後の辰年には「竜」を書する輩が「禍」を振り撒きませぬように。
今は亡き年賀状に「竜」やら「臝」を漢字で書(しょ)されて
送り付けられたらたまったもんじゃない。
今年一年、禍があなたに降りかかりますように。
PS;絵ならいいよ。お絵描きしな。
水墨画や日本画はすばらしいし。
絵画と漢字は別物である。
アニメの魅力と、ひらがなカタカナ文化の影響は大きいが
漫画も映画も漢字も別物である。
そもそも春秋戦国時代に陰陽五行論と共に、干支を動物にして
子どもでも誰でもわかるように「いきもの(動物)」をあてた。
だから初学者のために絵で描いて、十二支を親しみやすくするのはよいだろう。
しかし
甲骨文字をなめてはいけない。
サンタクロースを信じ続けて、ヒトをだまし続け、
テキトーな方便を、都合よく振りまく書家にはなりたくない。
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