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補)「辰」と地震。
2024年3月11日 甲戌の日。2011年のあの日から13年もの歳月が流れた。 地震について。エネルギーについて。 たった数十年の愚かな人類の過ちが、もはや後戻りできぬ事態へ陥っている。 保留事項として未来へ先伸ばしして、なんとか誤魔化してきたことについて、...
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酉年4 飲みの作法。舌の所作。
3400年前の自然現象への驚き、畏怖の念から発動する祭祀は、いのりとして実践され、文字として刻まれた。 そして現代、物語(自然現象の経過)として読むことができる。二頭の龍が黄河(洹水)という大河を飲み込んだ、と言う表現で、虹への驚きを記しのこしている。合集10405反の甲骨...
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酉考3 響きあう埶術の香り。
「五大にみな響きあり、十界に言語を具す、六塵ことごとく文字なり…法身は、これ実相なり」 「響く」という文字は「郷」の文字と「音」でできている。饗食にコトバを具えて響き合う。 酒は藝とも郷とも深く関わり合いを持っている。 まずは蓺と福の祭祀。埶朮と酒の深い関係を刻んだ甲骨文字...
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酉考2 重ね重ね again and again and again
ジョンレノンの美しき歌「WOMAN」の歌詞は、神道に強い影響を受けている。 そのひとつにthirdVerseのサビ前で、神職がよく口にする詞(ことば)のニュアンスがメロディアスに響く。 メジャーセブンスの晴れ渡る感じ。弾き語りでうたってても、とても気持ちのいい箇所なんだ。...
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酉考1 御神酒の奉製・奉奠。
酉造形は、空を飛ぶ鳥ではなく、酒樽の器の象形である。酒や液体状のものを入れるいれものの造形。我が国でいう御神酒である。 2024年3月10日 癸酉の日。酉の市は宴である、「酉」は神々の饗食する覚醒の時なのだから。 我が国でいう御神酒(おみき)は神事や祭礼で神様にお供えするお...
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申考4 文字以前の記号Z。乙と壽。
乙 文字以前の記号造形。 甲骨文字よりも前には文字はあったのか。 現時点の考古学的資料としては匋文にみえる幾何学的なラインが、その謎を解く鍵となる。黄河の仰韶文化の匋文には甲骨文字に近い造形がみえる。また竜山文化の壺の文様には「申」へ通じる「乙」のような幾何学紋様である。...
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申考3 エネルギーへ畏怖の念を。
西暦2024年3月9日 壬申の日。 「申」は、電光の走る神成りの造形。神の初文。 神の文字は甲骨には刻まれていないが、のちの金文「宗周鐘」に鋳込まれている。「示」は神を数える単位として祭祀に用いる祭卓(案)をあらわしている。自然現象(かみなり)と神具(示(案))を掛け合わせ...
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未考3『告』縄文土器+玉串奉奠。
「告」の造形が描かれたその根源の発想とはなにか。 本来、どのようなおもいが、この造形に込められていたのだろうか。 SuibunArt「告~縄文と玉串奉奠」イメージ 「告」には古来からさまざまな説があり、未だ定説はない謎の文字のひとつでもある。<「告」の諸説>...
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未考2 時をかける老若。妹の時。
前回は十二支「未」造形の艸木に関連する文字が「木」をベースにしていること。 「生きる」「求む」「奏じる」など、その豊かな發想が我々の使う漢字に内在していること。 その上で次に「未」そのものの要素を含む文字、関連する甲骨文字を探究していく。...
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未考1 植物とともに描く未来。
西暦2024年3月8日。辛未の日。「未来」は樹木でできている。植物を侮ってはいけない。人類は時の流れとともに生長を重ねる植物の恵みを受け たくさんの恩恵を授かった。現代漢字には、一部の艸かんむりの文字を除いて、艸かんむりのつく文字は、艸木にまつわる漢字である。...