寅 その3 弓と恒常性。
寅造形とは直接関係はないが、矢(寅)とともに、かかせないのが「弓」である。 弓矢の技術と共に、弓のもつ神具としての効果は、特別な発想の源を生み出している。 弓という神具そのものの造形に少しのラインを加えただけで「引く」と言う造形ができる。...
寅 その2 矢関連。大谷翔平エレクトロ
前述の畀(吉祥)は特殊な矢であり、祭祀用語としての意味をもったが神具としての矢は別に、具体的な道具であり、かつ実用的な矢でもある。 人類が他の動物と異なり700万年をかけ、地球上で歩んできた痕跡はとても興味深い。石器や考古学的資料、そのデータが分析されることによって、そのつ...
西暦2034年は甲寅。 呼吸と技術。
2024年3月3日は丙寅。 西暦2024年の年は甲辰で、 10年後(西暦2034年)も、十干は甲(きのえ)甲寅となる。 甲は10年間(10日間)の卜旬のはじめの干支である。 寅から始まる10年に呼吸を整えねらいを定める。...
丑 その3 右と左。書風五期区分。
丑造形考察の補足として。左右、書風五期区分、書道史、指帰、筆ほか。 指先のもつ仕草の美しさは、あらゆる芸術に共通する。 筆を持つ手首の軌道、弦を弾(はじ)く指先の奏(かな)で、その手と手が生み出す世界は広がりつづける。 書画藝術、演奏など、多くの物語を紡ぎ、感動をともにして...
02丑2 祭祀と建築。
丑造形を要素として含む文字が幾つかあるが、中でも重要な2つの文字を見ていこう。 1鬲+丑=徹 2對〔対〕 1徹(てつ)それは、とおること。下上徹示というお宮の中での祭祀作法の丁寧な仕草。 2もうひとつは、外壁を建造するという職人的な手捌き。...
02丑1 指先まで未来。仕草と所作。
2024年3月2日は乙丑の日。西暦2033年は癸丑。 指先の仕草と所作。 十二支2番目の「丑(チュウ)」は、指先に力を入れて曲げた手の造形。わずか2画の線〈ライン〉で構成された手(又)造形をベース〈基本型〉として、その手の先に短いラインを付け足して構成されている。...
01ね3 可能性X~人生前半の教育。
ね考察の最期に十二支の全体像を捉える。 「時」は循環する12の造形で刻まれた。 12造形は「ね」からはじまり「亥」でおわるが、 その繰り返すループを前半と後半の2つのテーマに分ける。 1~6 ね、丑、寅、卯、辰、巳(※子造形) 7~12 午、未、申、酉、戌、亥...
01ね2 可能性X類似造形と、口(さい)。
そこで可能性エックスと名付けた十二支のはじまり「ね」造形をあらためて考察するが、 すべての造形が、それぞれ違うカタチをしているので、後半五期に刻まれた最期のカタチから その「ね」造形のひとつひとつのライン(線)と、それぞれの部分を丁寧に、見つめてみる。...
01ね考1 可能性Xの誕生。時の發想の根源。
2024年3月1日は甲子の日。年は甲辰。日は「きのえね」の日である。 西暦2032年は壬子となる。 十二支のはじまりは、現代の漢字表記では「子年(ねどし)」として通用している。しかし甲骨文字では6番目の巳年(みどし)に「子」の造形があてられている。よって本来は6番目「巳年」...
旬な時間。
2024年02月29日 癸亥の日。 元旦(甲子)から60日が経った。60番目の日は癸の亥の日である。明日は3月1日の甲子の日である。 珍しいことに、十干十二支の60周期のはじまりが、 列島の1月元旦(甲子)、3月1日(甲子)となり合致する。...